七七日
10日土曜は、父の七七日で、八王子にあるお寺(そこに家の墓もある)に早朝から行った。
7時半から駅前にあるレンタカーで三菱のギャラン(ナビ付き)を借りて、実家で母を拾い、途中、従姉妹を拾って八王子に出発したが、八王子なんて行かないもんだから、どういうルートで行くのが一番いいのか、良く分からなかった。
ナビは都心に出て中央道を行けと指示を出していたが、確か16号で行った方が近いと思ったので16号目がけて走った。16号は混むけど、でもそれが一番いいルートだと思ったので。
で、結局、ちょっと渋滞があったもののギリギリ間に合った。
私は初めて行くお寺だった。だからお墓も当然初めて観た。
お墓はかなり前に買って、周りだけ作ってあって石がない状態にしていたのだが、結局、父の兄弟で父が一番最初にお墓の中に入ることになってしまった…。
が、問題はここからだった。
到着して間もなく坊さんに会って挨拶をして、これからお経を唱えて貰うんだから、お願いしますって感じじゃん? それがもー最悪の七七日だったのだ。
坊さんが夫婦喧嘩したらしく、その所為で凄く機嫌が悪いのだ。
挙げ句、こっちに八つ当たりで屁理屈ばかりの説教をおっぱじめた。
はっきり云って、凄く気分が悪い。おまけに家では初めてのお葬式だったのだ。
だから当然、どういう準備とか段取りとかっていうことは全くと云っていい程分からないのだ。
それを知っているくせに「分からないのだったら聞けばいいでしょう」とか、今では確認すらできないことを分かっていて「私は電話でちゃんとそう申しました」とか、兎に角、母や私たちを集中攻撃だ。
仮に電話でそう云っていたのだったら、そういうことには確りしている家の母が見逃すはずがない。
その上、母は話をするのとか字を書くのが苦手な人だ。ハイテク関係も全く疎い。
そういう人だと分かっていて、母を集中的に攻撃してくる坊さんに呆れた私だった。
はっきり云って、あんな坊さんとこの先、一生付き合って行かなければならないなんてウンザリだ。
その上、新盆は実家に来るらしいのだ。
それで今日、私たちがクルマで行ったもんだから、どういうルートで来たか説明しろと云ってきた。
だが、クルマで行動して未だ2-3年と云う感じな私たちにとって、ほんの近所なら問題ないが、初めての八王子な上に、だからこそナビ付きのレンタカーを借りたのだから、ちゃんと話せる訳がないのに、それを云ったら云ったで、また説教が始まった。
このままここにいたら延々と屁理屈な説教が続くと思ったので、父には本当に申し訳ないとは思ったが、早々に退散したい気分でいっぱいだった。
母も流石に今回のことで、うんざりしていた。私も母も同じ気持ちだった。
自分で屁理屈ばかり云っているくせに「これは屁理屈でもなんでもない。常識を私は云っているのです」と云うのだ。凄い坊さんだよ、全く。例えば「タバコは吸うから身体に害なんだ。私は吸わずにふかしているから害にはならない」と屁理屈を云っているのだ。
それが屁理屈だっちゅーのっ。
大体、家の父が肺癌が元で他界しているって云うのに、タバコを吹かしているだとは、いい度胸している坊さんだな、とも思った。
吸わない人間にしてみれば、吸うも吹かすも害は一緒なのに、そういうことには自分から棚に上がっている坊さんだった。
その上、お寺が古くなったから、本堂を建て替えたいらしいのだが、檀家に募って欲しいってことになっているみたいで、母が云うには、家は30万出してくれって話らしいのだが、こんなんで何で30万も払わなければならないのか、全く納得いかない。
夫婦喧嘩はどうでも良いが、それで奥さんと口を利けないからって、こっちに当たるとは言語道断もいいところだ。大人げないとしか云いようがない。
大体、普通はお坊さんのお説教とはありがたいものだが、今回のは、はっきりいって全くありがたくもない話ばかりだった。
その上、30万なんか、何であんな坊さんのために払わなくちゃならないんだ。
いい年こいて、仕事ちゃんとしろよって感じだよ、全く。
最低な七七日だった。
本当、父が可哀想だよ。
で、戻ってきてからは今まで月一で家族で恒例になっていたお寿司の日を実行した。
最後に父と母とダンナと4人で行ったのが12月。
半年ぶりのお寿司屋だった。
あまりお腹が空いてなかったので、早々に退散だったが(爆)
もう父がいないんだなぁとしんみりしながらお寿司を食べて来た。
帰宅してTV観ているうちにうたた寝して、起きてダンナの部下であるKちゃんに借りたDVDのアルマゲドンを観た。
アルマゲドンのおまけ映像はAEROSMITHのプロモだったので、私にとってはとても美味しかった(爆)