仕事の話です。
ダンナの会社の仕事だが、今までも何度も何度もデザイン案を出しては覆され…を繰り返してきた。
元々、当初の予定では3月末日に本文の160ページの入稿、と云うスケジュールは覆さないと云う話だった。
私はここ半年近く前から月末から月頭にかけて、レギュラーとして仕事を別の所から頂いている。
作業自体は、オペレーティング作業なのだが、スケジュールがタイトなのと、量もそこそこあるので、レギュラーで頂ける仕事だったら無駄に弄ぶことも少なくなる…と思ってずっと頂いている仕事。
その仕事と少し被るかな…とは思ったものの、月末の入稿に覆しはない、と云う話だったので、受けた仕事でもあった。
月末入稿だったら、文字校のことを考えると、丁度レギュラーの仕事が入る頃には私の作業は殆ど終わっているはずだったからだ。
その辺りも計算をした上で、仕事を受けた次第。
だが、最初の打ち合わせの段階では、内容ばヘヴィーなものなので、店頭に書籍が並んだ時、手に取って次々とページを進めたくなるようなデザインを…と云う話だったため、そういう感じでデザインで少し遊び心を入れて作ったが、それを覆され、至ってシンプルで作る、と云うことに何時、変更になったのか私には連絡がなかったが、そういう話になってしまったので、更にその段階で、1セット分のデザイン案を提出した。
それに更に修正が入り、更にもう1度提出。
それでやっと何とか固まるかな…と思っていた。
自分が頑張れば160ページ、何とか上げられるかも…? ぐらいなギリギリの際どい状態ではあった。
24日中にデザイン案を固めて貰わないと、到底160ページの入稿は間に合わないので固めてください、と担当デザイナーにも話をしておいた。
だが、結局、土曜の夜中に担当デザイナーからメールが入っており、フォーマットを確定したので、もう一度この指示で1セット作って欲しい、それを月曜までに…と送られてきていた。
フリーのデザイナーです。
土日に仕事をするのは致し方ない場合があるのは重々承知してます。
でもこの期に及んでまだそういう状態なのか…と少しげんなりしてきた時、レギュラーの仕事が入ってきたので、結局、月曜までと無謀なことを云ってきているダンナの会社の仕事が先に入ってきた指示だが、レギュラーの仕事を優先して作業に入り、その後にダンナの会社の指示された作業に入っていた。
明け方近くまで仕事をして、寝不足の中、午前中少しウトウトしていた時、担当のプランナーから連絡が入り、結局、デザイナーから指示が入っていた作業を現段階でストップしてくれ、と云ってきた。
途中までもう作業やってたよ…
また無駄な作業が…_| ̄|○
もう、これは絶対にカンプ料は請求しなければ、割に合わない。
こっちだって一応プロだ。
プロとしてデザインの仕事をしている以上、どういう理由であろうと、仕事として作業をさせたものに対してお金を支払わないと云うのは契約違反に繋がる。
まあ、それは後の話なので、置いておくが、結局、この土日で台割が大きく覆され、それに伴いデザインの方もかなり変わってきた、と云う話だった。
社長が29日から暫く不在になるそうで、その間に作業を進めて結果的にまた覆されたら取り返しも付かない、なので、明日また打ち合わせをしたいので時間の都合はどうか…と云う連絡も付属されていた。
正直、もうウンザリだ(苦笑)
結局、私がデザインを起こしても、なんやかんやと全部覆されるのだ。
ダンナの会社にも担当のデザイナーが居て、結局、そのデザイナーがデザインを切って決めてくれた方が早い。
ようは、結局の所、Quark XPress(エディトリアルデザインをするのに適したアプリケーション)がダンナの会社にはなく、仮に導入したとしても、扱える人間が居ない。
だから私にQXでオペレートをしてくれって話だった訳だ。
私がデザイン案を出しても結局の所、何も反映されることもないのだし、出版者側と私は打ち合わせをしたこともないので、どういう流れでどこまで出版社が管理しているのかも分からない。
だが、この10日間の間で4回もデザインを出させて、それでもまた台割からかなり大幅な変更がある…って今まで出版関係の仕事を多数やってきたが、正直ここまで計画性がないのは初めてだ。
今まで一度も紙の仕事をしたことがない会社だから致し方ないのかもしれないが、出版物の〆切を簡単に覆してしまえるって所からして既に間違っている(苦笑)
台割の中で多少のページ移動はつきものだから、そういう変更はギリギリまで結構あるので、その対応にはデザイナーとしては柔軟に受け入れられないと出版物の仕事は受けられないと自分は思っている。
だが、今回の仕事の場合は、そういう柔軟な対応以前の問題で、結局の所、出版物を作る上での決まり毎が、担当者によって云っていることがバラバラで、先ずは社内なり出版者側との間で、確り確定させなければならない部分が固まり切れていない状態で、時間が唯ないから…と云う理由からか? デザイナーに仕事を振ってしまったのだ。
デザイナーに仕事を振るのは、そういうことを全て確り確定した後、本当に仕事の流れとしては、最後の段階でのこと。
その順番が逆になっている段階で、既に間違っている。
覆す。
それでいいものが作れればいい。
確かに「仕事」のことだけを考えればいい仕事をするにこしたことはない。
クリエイターとして、いい仕事をすることは、最大の目標であり、それが出た時の達成感や充実感は何者なも代え難いものだ。
だが、それ以前の問題だ。
正直、レギュラーの仕事も入ってきている状態だし、私が打ち合わせに赴いても、何もするべきことがないだろう。
出版者側と、または、社内での担当者たちで、どういう方向性でどういう出版物を、どういうデザインで…と云うことや台割もそうだし、スケジュールについても確り決める。
そこに、今回の場合、外部デザイナーの自分が加わっても何も出来ることはないだろう。
ここまでの流れを考えれば、ここで打ち合わせに出て、私が意見して、こういう方向性で…と云う話になったとする。
それでも結局、また「必ず」覆されることになるに違いない。
今まで何度覆されたことか。
今回の仕事に限っては、私は「唯のオペーレーター」で充分だ。
デザインを切っても切っても反映される所か、ドンドン変化して、先に進む所か常に後退している状況では、正直それに付き合っている時間が私にはなさすぎる。
他にもやるべき仕事やすることがあるのだ。
私はフリーで会社に属していない。
会社に属していれば、大胆な話、最低限の仕事しかしなくても、固定給なので、確実に月々纏まったお金が支給される。
だが、フリーは作った仕事だけに対してしかお金は入ってこない。
昔はこちら側からページ単価を提出出来ていた時代もあったが、今はそんなこと先ず出来ない。
先方から仕事の依頼を頂けただけでも有り難い時代なのだ。
そんな状況下で、実際、いくら支払って貰えるのか…と云うことも全くの不透明な状態で、これ以上無駄な作業をさせられたくない。
会社内で話が纏まった段階で、こちらに仕事の話を振って欲しい。
ダンナが悪い訳では全くないのだが、今までダンナ絡みの仕事でスムーズに仕事が出来て、確り支払って貰ったのって、ダンナの叔父のパンフの仕事ぐらいだよ(苦笑)
今回の仕事は、会社自体がとても確りしているし、途中で仕事そのものが消滅する心配もないだろうから受けたのだが、こんなに面倒な事態になるとは…(苦笑)
とことん、身内の仕事にはついてないなぁ…(丶´,_ゝ`)
結局、そういうことで私が打ち合わせを辞退したので、今日中にまた1セット分のデータを転送され、それを火曜午前中までに先方にデータを渡すことになった。
さて、現段階での最大の問題は、今日中にデータが転送されるか、と云うこと(爆)
鬼が出るか蛇が出るか…見守っておこうではないか…(苦笑)