2010 Koudai Cup キッズスプリントレース Rd.Final/WAKO’S チャレンジシリーズ Rd.5 その5
レース後の車検から戻って来た時に初めて気が付いた。
スターターの紐が少し出ていたことに。
引っ張ってみたら元に戻らなくなってしまった。
この状態で良く最後まで走れたな…と思った。
表彰式。
シャンパンファイト。
結局、Rayが獲ったのは開幕戦と最終戦の頭と終わりだけだった…。
そんなことを考えていたら、A川さんがダンナの所に話しに来た。
何を話しているのだろう…と思ったら、レギュ違反になるから失格だ…と告げられた。
何で? と思ったら「リヤのスプロケ75Tを付けているから」と云われた。
確かに、今回の最終戦では、レオンのギヤである、リヤは75Tを付けて走った。
フロントは自由。
リヤは75Tか96Tならオッケーなはずだ…。
A川さんがレギュレーションブックを片手に説明仕始める。
「レオンは75T、それ以外の車輌は96Tとすると書いてあるので」と。
基本的にラーのレギュはBSに準じていると前にA川さんから聞いている。
BSのレギュでは75Tでも96Tでもオッケーだ。
但し、フロントは固定。
だからラーのレースでもオッケーだと思い込んでいた。
第一レギュブックを見たことがない…(苦笑)
帰宅後3時間ぐらい明け方近くまでかけて探したが、家にはラーのレギュブックがなかった…。
せめて中井やフラップのようにHP上にレギュレーションが載っていれば…と後の祭りだが…(苦笑)
再三、K30(と云うかレオン)のギヤ比の方が有利に出来ている…と話していた。
数字上、計算すれば9-75Tより11-96Tの方が数値が高い。
限りなく9-75Tに近づけるためには、フロントを12Tにしなければダメだ。
だがアミゴン用のフロントは11Tまでしかなく12Tなんかない。
ギヤ比で有利な上、K30は更にシャーシ自体もアミゴンよりも短い。
だからコンパクトに曲がれる。
BSの様にギヤ比が固定だったら、K30もアミゴンも大差なくレースが行えるのだが、今年のラーのレギュでは、フロントも固定だとスピード感がないからつまらない。
だからフロントは自由とする…と云うレギュになった。
「開幕戦はRay君が優勝したじゃないか」と云うけど、あれは単に条件が揃っていただけなのだ。
K30のK生君は引っ越しでエントリーしてなかったし、K40のS輔君も同様、開幕戦だけエントリーしていない。
Kほちゃんは参戦していたけど、その時はまだCRGでの参戦だった。
常に上位に名を連ねているメンバーが尽く居ない状態での優勝って(苦笑)
それにその後の結果で全てを語っているだろう。
常に表彰台に上がっているのはK30やK40の方。
辛うじて入賞やアクシデントなどでアミゴンが表彰台に上ることもあったけど、大半はレオンが上っていた。
そして、今回、Rayのカートはレオンのギヤ比で走った。
それで優勝が出来た。
と云うことは、レオンのギヤ比じゃなければアミゴンで優勝するのは難しい…と云うことだ。
レオンのギヤ比だから勝てたんだと思う。
決してエンジンが当たりだったとは思えない。
KほちゃんやS輔君、K生君、SK君が37秒台前半から中盤で走っているのは、それが証拠ではないのだろうか…。
結局、Rayの場合、優勝以外はチャンピオンを獲れる可能性がなく、2位だろうとリタイヤだろうと同じなのだ。
だから、最終戦だし、悔いの残らないように…とレオンのギヤ比で走ってみよう…と決めたのだ。
レギュ上、違反していると知らなかったとは云え、これは勿論負け犬の遠吠えだ。
だが、Rayがちゃんと証明をした。
「今年のラーのレースでは、レオンのギヤ比でなければ、K30やK40と同レベルでは戦えない」
と云うことを。
結局、この1年なんだったのだろう…と虚しくなる。
ラーはキッズレースを初めて間もなくキッズに関する知識は厚くない。
確かに中井と違ってコースそのものも大きいし、ストレートも長いから、ギヤ比が固定だとスピードが出ないから面白くない…と云うA川さんの意見も分からんでもない。
でも、可能な限りイコールコンディションでレースが出来ない今年のラーのレースでは、この方法でしかアミゴンに乗るRayは勝てなかった…。
折角優勝もして、シリーズチャンピオンも獲れたのに、数分後には剥奪(苦笑)
Rayは一生懸命走ったし、決勝レースの内容は素晴らしかったと思う。
S輔君とのバトルも、ぶつけたり当てたりすることは一度もなく、とてもクリーンで紳士的なお手本のようなレースだった。
車検も普通に通って、車検解除もして、シャンパンファイトもして、シリーズチャンピオンとしてインタビューにまで答えた後に「失格です」って9歳の子供にとっては残酷すぎる…(苦笑
でも、親が確りレギュを把握していなかったのが悪いのは事実だし仕方がない。
A川さんは「来年リベンジしてください」って最後に云っていたけど、正直、このレギュで勝てないと分かっているし、それをRayが身を以て証明した状況下で、レースに出ようとは到底思えない。
来年キッズを続けているかどうかは現状では分からないが、ラーのレギュレーションが改善されない限り、我が家は多分エントリーはしないと思う。
ギヤ比が同じだったら同等に戦える。
そして、Rayはその中で一番を獲った。
この事実は消えない。
シリーズチャンピオンは一瞬にして幻と化してしまったが、レース内容は大変満足している。
Ray、今年1年お疲れ様。
やっと、やっと、納得も満足も出来るレース運びが出来るようになってきたと云うのにね…(苦笑)
思えば運がないんだろうねぇ…。
オレンジボールが出るだけじゃなく、説明もない時に限って黒旗は振られるわ、コースから落っことされたのに、誰もコース復帰をしてくれないわ(苦笑)
今年のレースって何事もなくことが運んでいるのって中井のレースだけかもしれないなー(苦笑)